2.「車いす」って何だろう…!?

 
  車いすを使う仲間から…


 車いすを利用するわたしたちにとって、ずいぶん街は動きやすくなりました。エレベーターのついている地下鉄の駅や車いすのままのれるバスが増えはじめ、みなさんと同じように一人で気軽に出かけることがだんだんできるようになりました。街に出かけると、必ず手を貸してくださる人がいます。そんな時、ちょっとした会話が外出をとても楽しくし、心をなごませてくれます。でも、時には突然、後ろから車いすを押され、ドキッとすることがあります。
 車いすを押して、お手伝いをしてくださる時、車いすを扱うコツをちょっと知っていると、たとえ、見ず知らずのわたしたちでも、そこに楽しい会話が生まれることがあります。それはとてもやさしさのある街です。
 車いすが「やさしさのある街」の絆になれるとしたら、わたしたち車いす利用者の外出は、もっと楽しいものになるでしょう。


 車いすを押す前に…


 ●まず、介助(おてつだい)が必要かどうか聞いてください。
  それから、どのように介助したらよいか聞いてください。
 ●安全を第一にして、無理なことはしないでください。
 ●障害の状況は皆ちがいます。何をするにもまず声をかけ、わたしたちが何をてつだってほしいかを確かめていただけると助かります。
    

1.車いすをひろげるには

(1) 肘かけを左右に少し開きます
(2) 座席を下に押しひろげステップをさげます。手をはさまないように…
    

2.車いすをたたむには

(1) ステップを上げる
(2) 座席の中央をひきあげて
(3) できあがり

3.ちょっとした段差をあがる時には

(1) のぼる時は ステッピングバーをきき足で踏み、前輪を浮かせます
(2) 前輪を段差の上にのせます
(3) 後輪を段にそってころがすようにあげます

おりる時には

 のぼる時と反対の要領で、うしろ向きにおります

4.階段の場合には(危険がともないますので、特に安全には心がけましょう)

・車いすには、いろいろな形があるので、持ち上げるときには必ず丈夫で外れないところを持ちましょう。
・介助する前に必ず方法を本人に聞きましょう。



A.介助者4人の場合
 車いすの前と後ろの左右に立ちます。前の人はステップのパイプを持ち、後ろの人は介助用のにぎりを持ちます。
●前輪が常に後輪より下がらないように維持します。
●車いすを持ち上げるときは、声をかけて息をあわせることが大切です。

B.介助者3人の場合  (やむをえない場合のみ)
 3人の場合は、前側の左右と、後ろの介助者のにぎりを持ちます。
 後ろの介助者に負担がかかりますので無理しないようにしましょう。
 また、無理なときはまわりの人たちに声をかけ、手伝ってもらいましょう。


階段のような障害を早く取りのぞき、バリアフリー(障壁のない)な社会を実現させましょう。

5.溝やすき間があったら

 道路にすき間があったり、電車とホームの間が大きくあいていたりすることがあります。
 段差ののぼりおりと同じ要領で溝の前で前輪をあげます。

6.電動車いす

 電動車いすは、障害を持っていても手や足だけでコントロールができ、一人で移動することができる車いすです。
電動車いすのコントローラーは、手や足以外にも、あごや呼気でレバーコントロールできるものもあり、重い障害を持つ人の移動手段の一つとしても使われています。

切り替えレバー
 電動車いすには、電動と手動の切り替えレバーがついています。車いすによってレバーがついている場所が違いますので切り替えを頼まれたら、必ず乗っている人に聞いて行うようにしてください。

重量
 電動車いすは、人が乗ると100sを超える重たいものです。階段等で持ち上げなければならないときは、必ず乗っている人の説明を聞いて行ってください。

障害者のための国際シンボルマーク
このマークは、車いすに乗っている人をデザイン化したもので、障害者が容易に利用できる建物・施設を示すシンボルマークです。

高齢の方や障害を持った方などが、円滑に利用できるようにするための措置を講じた施設のマークができました。
このマークの付いている施設は、「人にやさしい」施設です。

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