福祉教育

福祉教育ハンドブック

このハンドブックは、愛知県内の小学校等における福祉教育(ふくし学習)を進めるため、主に小学校の先生方に向けた手引書として作成しました。

特に新しい学習指導要領の内容に沿って、先生方が「総合的な学習の時間」だけでなく、道徳や特 別活動、各教科における指導計画を立てられる際に、福祉教育(ふくし学習)の要素を盛り込んでいただくためのヒントとなるよう、愛知県社会福祉協議会福祉教育推進部会で内容を検討しました。

新しい学習指導要領でも「知識や考え方を一斉に指導するような授業だけでなく、一人ひとりの子どもの能力や特性に応じた学びや、子ども同士が教え学び合う協働的な学びにつながる授業を積極的に取り入れることの重要性」がうたわれており、これは福祉教育(ふくし学習)の実践方法とも重なるものです。

子どもたちの「生きる力」を育むためには、学校内での学習を土台にして、子どもたちの学びの場が、子ども会などの地域活動や夏休み等の長期休暇でのボランティア活動等に広がり、地域住民の皆さんとともに地域の福祉への自発的・主体的な行動につながり、そのことが子どもたちの「生きる力」につながっていくよう、日々の授業の中でこのハンドブックをご活用いただければと思います。

本書のねらい

「総合的な学習の時間」や各教科・領域の中で、子どもたちの「豊かな人間性」や「生きる力」を育むための指導計画の参考となるよう、以下の基本的なコンセプトのもとに作成されており、このハン ドブックの活用を通して、学校や地域で新たな福祉教育(ふくし学習)の実践が生まれ、広がっていくことを目指すものです

愛知の福祉教育(ふくし学習)の基本コンセプト

 

地域・学校・社協ですすめる 福祉教育ハンドブック -共に育つ力を育む-表紙画像

  1. はじめに
  2. 本書のねらい
  3. 第1章 学校における福祉教育の必要性とは【基本的視点】
  4. 第2章 ふくし学習プログラムのススメ ~疑似体験から共生を育む体験へ~
  5. 第3章 ふくし学習プログラムの事例
  6. 第4章 学校と社会福祉協議会(社協)との協働の進め方
  7. 参考資料

福祉教育(ふくし学習)を進める際には、一度近くの社会福祉協議会にご相談ください。

社会福祉協議会では、よりよい福祉教育(ふくし学習)を実施できるよう、プログラムや内容の情報提供をしています。