ボランティアってなあに?
社会の一員として、自分から進んで、社会や人々のために活動することをボランティア活動といいます。
ボランティア活動をすることは、だれもが住みやすい社会をつくることにつながります。
ボランティア活動は、「いつでも、どこでも、だれにでも」できるものです。
わたしたちの身のまわりに目を向けてみましょう。
わたしたちの小さな行いでも、よろこんでくださる人たちがたくさんいます。
さあ、勇気をもってはじめの一歩をふみ出しましょう
福祉読本「ともに生きる」にもボランティアのページがあります。読んでみてくださいね。
どんなボランティアがあるの
ボランティア活動は、身近な地域でできる活動から国際協力まで、とても幅広い活動があります。
そして、さまざまなところでボランティア活動が必要とされています。
自分のまわりでボランティア活動をしている人を見つけてみましょう。
子どもを対象としたボランティア活動
- 図書館や学校での本の読み聞かせ
- 登下校の安全の見守り
- 子供110番の家
- 子どもたちの声をきく電話受け手ボランティア
- 児童館などのしせつで、学習や工作の手助け…など
障がいのある人を対象としたボランティア活動
- 耳の不自由な人たちのための通訳(手話・要約筆記)
- 目の不自由な人たちのための点訳本づくりや音声訳CDづくり
- 障がいのある人の外出のかいじょ
- 福祉施設での行事やレクリエーションの手伝い…など
高齢者を対象としたボランティア活動
- 高齢者施設での食事のてだすけや話しあいてをする活動
- 一人ぐらしのおとしよりに食事をとどける活動
- おとしよりの家に訪問したり電話をしたりするみまもり活動
- 高齢者がつどう場をつくり、いっしょにレクリエーションやたいそうをしたりする活動(ふれあい・いきいきサロン)
- 高齢者の髪を洗ったりさんぱつしたりする活動
- 高齢者施設をほうもんして演奏・演芸などをひろうしたり、おとしよりと交流したりする活動…など
被災者を支援する活動
- 被災者の生活支援の活動(家財の片付けやゴミの搬出、買い物などの家事代行)
- 避難所での洗濯、炊き出しなど食事の準備の活動
- 支援物資の送付(現地で必要とされていて、必要な時に必要な場所まで届けられます。)
- 被災者の方にお金や物でしえんする活動(募金・寄付活動)
- 被災者を元気づける交流事業の企画・実施…など
そのほかのボランティア活動
- 子ども食堂の活動
- 子ども達に勉強を教える学習支援の活動
- 地域の川や公園、海岸などのごみ拾いやリサイクル活動(環境美化・保全活動)
- 外国人に日本語を教えたり、交流したりする活動(国際交流)
- ベルマーク・使用ずみ切手・書きそんじハガキなどを収集し、福祉団体や開発途上国をえんじょする活動(収集活動)
- ペットボトルキャップの回収などのリサイクル活動
- 観光地や文化施設のガイド
- 地域のでんとう文化を守り伝える活動
- パピーウォーカーやパピーホーム、ソーシャライザーとなり、犬を育てる活動…など
※パピーウォーカー:盲導犬こうほの子犬を約10ヵ月間、家族の一員としてむかえ育てるボランティア
パピーホーム:介助犬になる可能性のある仔犬を約1年間家庭で愛情たっぷりに育てるボランティア
ソーシャライザー:聴導犬となる子犬たちに「人間社会のマナー」を教え、愛情をこめて育てるボランティア
ボランティアは楽しい
ボランティアは、だれかのためだけでなく、自分のためにもなる活動です。
ふれあう楽しさを体験できたり、ちしきやぎじゅつが身につくなど、たくさんのおもしろさがつまっています。
身近なところから、自分にできることをさがして、ボランティアをはじめてみましょう!
ボランティアのマナー
ボランティアを始める前に…
- きちんとあいさつをしましょう。
- 相手の立場に立って考え、行動しましょう。
- 無理をしないで続けましょう。
- やくそくは必ず守りましょう。
- けがをしないよう注意して活動しましょう。
- 家族で話し合い、家族の理解を得てから始めましょう。
どうやってボランティアを始めたらいいの
あなたの住んでいる町の社会福祉協議会にあるボランティアセンターに電話をしたり、行って相談してみましょう。
ボランティアセンターでは、ボランティアに関する情報の提供や相談、紹介、養成や研修など様々なボランティア活動の支援を行っています。
「ボランティアフェスタ」や「ふくしまつり」では、あなたの町のボランティア団体の活動を紹介しています。だれでもきがるに楽しみながらさんかできます。
「ボランティア体験教室」を開いているボランティアセンターもあります。夏休みや春休みにかいさいされることが多いので、ぜひ、さんかしてみてくださいね。