子ども食堂等に対する政府備蓄米の無償交付に係る申請先について  ~社会福祉協議会では対応しておりません~  (全社協 地域福祉部)

去る5月26日、農林水産省は新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、子ども食堂等における児童等への食事提供の役割が再認識されたとして、食育の一貫との位置づけで、子ども食堂等に対して政府備蓄米を無償交付することを発表しました。
この無償交付の仕組みについて、農林水産省では、子ども食堂等、備蓄米交付を希望する団体は市区町村の社会福祉協議会に申請を行い、それを受けた市区町村社会福祉協議会が交付申請団体となることしています。
しかし、この点について、これまで農林水産省から本会に対して事前の相談・説明はありませんでした。
さらに、本交付事業の要件として、以下のようなことが定められています。
① 備蓄米の交付は玄米によるもので、申請者自身が精米する必要があること
② 玄米は交付申請者自身が備蓄倉庫に出向き、受領する必要があるこ
③ フードバンクを通じて米を配布することは不可とされていること
④ 子ども食堂において、子どもたちが集まり食事をすることが必要で、テイクアウト方式による弁当配布は認められないこと
これらを踏まえると、本会においては、現在の事業の仕組みにおいて社会福祉協議会の協力は困難と判断せざるを得ず、その点をすでに農林水産省に伝えるとともに、事業のあり方についての見直しを提案しています。
子ども食堂、フードバンク等運営者の皆さまには、この点、ご理解をお願いいたします。
なお、子ども食堂等から問い合わせがあった際には、農林水産省の下記連絡先をご案内ください。

■政府備蓄米の交付申請に係る連絡先
農林水産省政策統括官付穀物課消費流通第1班
(担当:中村、高嶋、落合、門)
TEL:03-3502-8111(対応時間 平日9:30~18:15)

■参考
全社協ホームページはこちら
https://www.shakyo.or.jp/info_bichikumai.pdf

■担当
全国社会福祉協議会 地域福祉部
TEL:03-3581-4655 E-mail:z-chiiki@shakyo.or.jp