フォロワーシステムを活用した高齢者・障害者の意思決定支援モデル事業 「2025年度意思決定支援実践シンポジウム」  (日本意思決定支援ネットワーク(SDM-Japan))2.7

~法改正が目指す方向性とフォロワーシステムの実践から考える~
支援付き意思決定が保障された未来像とは?

障害者権利条約の批准以降、日本では本人の意思を起点とする支援への転換が求められています。2022年の国連審査では、成年後見制度に依拠した「代行決定」への懸念が示され、支援付き意思決定の制度整備が強く勧告されました。
このような背景を踏まえ、現在は社会福祉法改正において「中核機関」や「新たな権利擁護支援事業」の法制化が検討される重要な局面を迎えています。
SDM-Japanはこのような動きと連動し、全国の自治体・団体と協働しながら、フォロワーシステムを用いた支援付き意思決定の地域実装に取り組んできました。
本シンポジウムでは、社会福祉法改正が目指す方向性と、各地のフォロワーシステムの実践を重ね合わせながら、支援付き意思決定が保障された社会の未来像を多角的に検討します。

■日時
2026年2月7日(土)13:00~17:30

■開催方法
オンライン(Zoom、YouTubeライブ配信)

■対象
成年後見制度や意思決定支援の動向に関心のある自治体、中核機関、社会福祉協議会、NPO/NGO職員、これらの活動に携わる専門職、障害のある当事者・団体、市民 等

■参加費
無料

■定員
Zoom参加/300名
YouTube視聴/定員なし

■申込締切
2026年2月2日(月)

■主なプログラム
・開会あいさつ・趣旨説明
名川 勝氏(SDM-Japan 代表理事)

・第一部:鼎談
社会福祉法改正と支援付き意思決定―新たな権利擁護支援事業とフォロワーシステムの連動
〔登壇者〕
大口 達也氏(厚生労働省 社会・援護局 地域福祉課 成年後見制度利用促進室 成年後見制度利用促進専門官)
木本 光宣氏(特定非営利活動法人ユートピア若宮 理事長)
永田 祐氏(同志社大学社会学部 教授)
〔コーディネーター〕水島 俊彦氏(SDM-Japan副代表理事/成年後見制度利用促進専門家会議委員)

 ・第二部:実践報告とディスカッション
〈実践報告〉
(1)趣旨説明:映像で見るフォロワーシステムの実際  水島 俊彦氏

(2)各地からの実践報告
鶴ヶ島市、津別町、かながわ共同会各担当者×SDM-Japan担当ファシリテーター
・フォロワーの実践とフォロワーシステムの構築状況
・現在の課題と今後の展開 等

〈パネルディスカッション〉
フォロワーシステムは本当にどの地域でもできる?
―フォロワー等の活動によって、地域はどのように変わるのか?
〔パネリスト〕
安藤 亨氏(豊田市福祉部 よりそい支援課地域共生・社会参加担当長)
大瀧 英樹氏 (生きづらさを抱えた当事者会「あいあらっく」代表)
寺口 祐司氏(新潟県社会福祉協議会 主査)
永田 祐氏
花俣 ふみ代氏(公益社団法人認知症の人と家族の会 副代表理事)
牧野 郁子氏(鶴ヶ島市社会福祉協議会 主幹/鶴ヶ島市権利擁護支援センター)

■申込等詳細
下記URLをご覧ください。
https://sdm-japan.net/what-we-do/local-government-projects/symposium2025

■問合
SDM-Japan 事務局
E-mail:info@sdm-japan.net